紙に描くという儀式

前回の投稿がクリスマスシーズンなのだから我ながら呆れてしまう。何かちょっとしたことを言ったり告知をしたりするならSNSの方が向いているのでなかなかこの場に書く機会がない。というかTwitter、Facebook、さらにinstagramまで加わってどこに何をポストするのかで悩む始末。あっちこっちに散らかるのはあんまりいいものではないなぁと自省しつつ。。とりあえず今の所お知らせとかちょっと思ったことなどはTwitterで、また日常の生活の中での写真なんかinstagramの方に投稿しているのでもしよければ右上のリンクから見てみてください。Facebookはプライベート用なのでオープンにはしてません。さておき。そんな中でもアニメーションのこと、絵のことで日々頭の中で色々と巡っている考えはあって、でもそれは個人的な思索だったり拘りだったり、誰かに向けてわざわざ発信しちゃうと気恥ずかしいし、それでもぼんやりと霧散してしまう前に書き残して頭の中を整理したいという欲求は常々あって。だから上手くいくかは分からないけど、久しぶりにこの場で文章を書くということを再開していきたい。独り言のように書くつもりなので「ですます」調もやめる。

 

とりあえず今やってる仕事をとっかかりに書こうと思う。

液タブを買って、仕事をデジタル作画でこなすことが多くなってから2年くらいになる。デジタルの恩恵は十分感じつつも、最近ちょっと「これじゃない気がする・・・」という思いも強くなってきた。デジタルとアナログは効率だけを考えればデジタルの完勝なのだが、アナログにしか出来ないことというのも実際ある。(そのことを説明しようと書いていたらやたら長くなってしまって本題を見失ったので割愛する。いずれまた機会があったら。)それで今回ある案件で、割と自由に制作出来るものだったので、ひとつ試しにと久しぶりに紙と鉛筆での作画でやることにした。

それと今回はいつもより少しフレームレートを上げた(というより最近の仕事で下がってきてたのを戻したのか)。これも自分の中のひっかかりの問題。見た目的には些細な違いしかないかもしれない。それでもきっちり作業量は1.3倍〜1.5倍程度になるのだから割に合わないといえば割に合わない。でもまあ気になっちゃうものはしょうがない。

 

上の写真は今回の動画の山だ。特別多いというわけではないが尺と制作期間に対しては密度がある方だと思う。(動画作業はアシスタントも頼んだので自分で描いたのは半分くらいだと思うけど)今は仕上げの作業中だ。

 

それで結局手応えがあったのかという話だけど、悪くはないと思う。実際作画作業はとても楽しかった。やっぱり紙に鉛筆で線を描くのはいいなと思えた。やっぱり紙に描くというのは僕にとっては心を落ち着かせる(あるいは納得する)為に必要な儀式的な側面があるのかもしれない。液晶画面ではなかなか難しい。今は紙と鉛筆で試したいことも色々ある。今回はあくまで仕事だったから、とりあえず間に合わせなきゃだし、なんでもかんでも出来たわけではないし、仕事から離れたところで自由に制作してみたいという気持ちも強い。今後継続していくことで徐々に肌に合う制作の仕方を探っていきたい。

 

ちなみに今現在この案件とは別にもいくつかアニメーションを作っているが、そちらはデジタル作画でやっている。そちらも決して悪くはない。上の話はまあ作家としての探求の問題なので悪しからず。